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ヤマハ発動機株式会社は、車いす用電動化ユニット「JWG-1」の一部製品において、内部部品の不具合が判明したため、無償交換を実施することを発表しました。
車いす用電動化ユニット 一部に部品不具合
<対象製品と不具合の内容>
* 対象となるのは、2025年1月から2025年2月に製造された「JWG-1」です。
* 不具合の内容は、内部部品のベアリング圧入不良で、そのまま使用を続けると、異音の発生やギア破損に至る可能性があります。
**ギア破損による影響**
* 異音が発生した状態で使用を続けると、ギアに過度な負荷がかかり、破損する可能性があります。
* ギアが破損すると、電動化ユニットが正常に動作しなくなり、車いすの走行に支障をきたす可能性があります。
* 最悪の場合、走行中にギアが破損し、車いすの制御が困難になる可能性があります。
ユーザーはメーカーの呼びかけに応じで安全安心を確保する必要があります。
25/03/27 09:45
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米国において、フェラーリのブレーキシステム欠陥を巡り、訴訟問題に発展する事態となっています。
フェラーリ 転落事故ブレーキシステム欠陥か
<経緯>
* 発端は、ニュージャージー州のフェラーリ488GTBの所有者が、ブレーキの不具合により車両が自宅の池に転落した事故でした。
* この事故をきっかけに、フェラーリに対する損害賠償訴訟が提起され、同様の被害を訴える他のオーナーも加わり、訴訟へと発展しました。
* オーナーたちは、フェラーリが過去に2度のリコールを実施したにもかかわらず、ブレーキマスターシリンダーとブースター間のシールからの液体漏れ問題が解決されていないと主張しています。
<フェラーリ側の主張>
* フェラーリ側は、リザーバーキャップの交換とソフトウェアのアップデートにより、問題は解決済みであると主張しています。
今回の問題は、単なる部品の欠陥にとどまらず、フェラーリという高級ブランドの信頼性に影響を与える可能性があり、今後の動向が注目されます。
25/03/27 09:36
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テスラの新型電気自動車「サイバートラック」は、その独特なステンレス鋼製外板が特徴ですが、この外板が原因でリコールが発生しました。
サイバートラック リコールの背景
<リコールの概要>
* 米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は、サイバートラックのステンレス鋼製外板「カントレール」が、接着の接合部で剥離し、車両から外れる可能性があると発表しました。
* リコールの対象は、2024年から2025年モデルのサイバートラックです。
* テスラは、対象車両の「カントレールアセンブリ」を無償交換します。
<リコールの背景>
* テスラは、サイバートラック発表時に、ステンレス鋼製外骨格の強度や耐久性を強調していました。
* しかし、実際には、外板の接着部に問題があり、走行中に剥離する危険性があることが判明しました。
* 2024年3月14日時点で不具合に関連しているとみられる修理請求が151件あったとのことです。
テスラは、今回のリコールを通して、品質管理体制を見直し、より安全で信頼性の高い自動車メーカーとなることが望まれます。
25/03/27 09:23
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BMWが北米で、ブレーキホースの不具合により「X3」192台のリコールを発表しました。以下に、記事の内容をまとめました。
BMW 北米でブレーキホース不具合 リコール
*リコールの概要**
* 対象車種:BMW X3(30i xDriveとM50i xDrive)
* 対象台数:192台
* 製造期間:2024年2月6日~7日
* 不具合箇所:リアブレーキホース
* 不具合内容:組み立て工程でブレーキホースが適切にねじ込まれておらず、ブレーキオイル漏れが発生する可能性。
影響:ブレーキ性能の低下、ABSおよびDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)の故障
リアブレーキホースのサプライヤーであるHwaseung TR Otomotiv社が原因。
BMWは、影響を受ける車両の後輪電子パーキングブレーキシステムを自動的に作動させるプログラムを実施。
BMW正規ディーラーにて、対象車両のリアブレーキホースを無償で交換。
今回のリコールは、BMWが品質管理体制を強化し、再発防止に努めることの重要性を示しています。
25/03/26 17:01
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豊田合成は25日、2023年に発生した米ゼネラル・モーターズ(GM)の3車種におけるリコール費用の一部を負担することを発表しました。このリコールは、豊田合成が製造したエアバッグの不具合に起因するもので、対象車種は「シボレー・シルバラードHD」「GMC・シエラHD」「ハマーEV」です。
豊田合成 GM車リコール費用一部負担
このリコールは、エアバッグのインフレーター(膨張装置)内部の乾燥剤が製造工程で吸湿し、異常燃焼する可能性があるというものです。異常燃焼が発生した場合、エアバッグ展開時に乗員が負傷するリスクが高まります。
GMは、この不具合に関するリコールを2023年5月に開始し、対象台数は約41万台に上ります。豊田合成は、今回のリコール費用について、GMと協議の上、一部を負担することに合意しました。
今回のリコールは、自動車業界における品質管理の重要性を改めて浮き彫りにする出来事となりました。豊田合成は、今回の事態を真摯に受け止め、信頼回復に向けた取り組みを進めていくことが求められます。
25/03/26 09:33
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米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は24日、フォード・モーターのピックアップトラック「F-150」について、米国内の約130万台を対象とした予備調査を開始したと発表しました。
フォードF-150 走行中シフトダウン 米安全局調査へ
調査対象となるのは、2015年から2017年式のF-150です。消費者からの苦情によると、高速道路走行中に運転手の操作や警告なしに予期せず低速ギアにシフトダウンし、車両が急減速する現象が報告されています。NHTSAには、同様の苦情が138件寄せられているとのことです。
フォード・モーターの広報担当者は、「調査を支援するためNHTSAに協力している」と述べ、6速の車両が関係していることを明らかにしました。
NHTSAは、今回の予備調査の結果を踏まえ、リコール(回収・無償修理)が必要かどうかを判断する予定です。
今回の調査対象となるF-150は、アメリカで人気の高い車種であり、今回の問題がリコールに発展した場合、フォード・モーターに大きな影響を与える可能性があります。
25/03/26 09:29
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「セイロガン糖衣A」のリコールは、PTP包装のひび割れや有効成分「木クレオソート」のグアヤコール含量が使用期限時点で承認規格を下回る可能性があることが原因です。
セイロガン糖衣A ひび割れ リコール自主回収
有効性や安全性に影響があったという報告は現時点でありませんが、薬の効果が十分に発揮されない場合や包装の破損による劣化がある場合、消費者の健康を脅かすリスクがあるため、リコール自主回収対応は妥当かつ必要です。
有効成分の低下: 使用期限内においても薬効が期待通り発揮されない可能性があり、治療効果の減少や延長を引き起こす可能性があります。
包装破損による劣化: PTP包装のひび割れが外部環境からの影響を増幅させ、薬の品質劣化や安全性に影響を与える可能性があります。
PTP包装の素材や製造プロセスを見直し、今後のひび割れリスクを最小化するための改善策を講じる必要があります。
https://www.recall-plus.jp/info/52402
25/03/25 17:36
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「凛バナナ」など4種類のバナナにおけるリコールは、食品中に残留農薬「オキソリニック酸」が検出されたことが原因です。
バナナ 一部農薬基準超過 リコール/自主回収
検出された濃度は0.04ppmと低いものの、食品衛生法に基づく基準値を超えている可能性があるため、消費者の安全を最優先に考えた対応が適切です。これまで健康被害の報告はないものの、農薬の残留が人体に与える影響については慎重な対応が求められます。
健康リスク: オキソリニック酸は動物用医薬品や農薬として使用される成分であり、過剰摂取は中枢神経系や神経系に影響を及ぼす可能性があります。
今後、輸入食品の検査体制を見直し、基準値を超える農薬が含まれないようにする必要があります。
生産者や輸入業者との連携を強化し、品質管理体制を見直すことも大切です。
https://www.recall-plus.jp/info/52379
25/03/25 17:33
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「燻製おさつチップス」のリコールは、食品衛生法に基づく営業許可を取得していない状態で製造・販売されたことが原因です。このような無許可営業は、消費者の安全を脅かす可能性があるため、迅速な対応が求められます。
燻製おさつチップス 無許可 自主回収
これまで健康被害の報告はないものの、食品の製造過程における衛生管理が適切でない場合、潜在的なリスクが存在します。
消費者やユーザーへの危険
衛生管理の不備: 無許可営業では、食品製造過程の衛生基準が守られていない可能性があり、食中毒や健康被害のリスクが高まります。
営業許可の取得: 速やかに菓子製造の営業許可を取得し、法令遵守を徹底する必要があります。
衛生管理の強化: 製造過程の衛生基準を見直し、適切な管理体制を構築することも必要です。
https://www.recall-plus.jp/info/52398
25/03/25 17:28
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セグウェイが、電動キックボード「Ninebot Max G30P」「Max G30LP」の約22万台について、全米規模のリコールを届け出ました。このリコールは、製品の折りたたみ機構に重大な不具合が見つかったことによるものです。
米セグウェイ 電動キックボード リコール
米消費者製品安全委員会(CPSC)は、2025年3月20日にこのリコールを発表しました。これは、ユーザーから、擦り傷や打ち身、裂傷、さらには骨折に至る様々な負傷が複数報告されたことを受けた措置です。
リコール対象となるのは、2020年1月から2025年2月までの間に販売された製品です。
リコール対象:
* Segway Ninebot Max G30P(黒い本体に黄色のアクセントカラー)
* Max G30LP(グレーの本体に黄色のアクセントカラー)
これらの製品は、小売価格が600〜1000ドルで、足を乗せるボード部分とハンドルバーに「ninebot」というブランド名が記されています。
CPSCによれば、リコール対象製品の折りたたみ機構は、使用中に誤動作を起こす可能性があり、ハンドルバーやステム部分が予期せず折り畳まれる危険性があります。
セグウェイは、リコール対象製品の交換は行わず、対象顧客に無料のメンテナンスキットを送付するとしています。このキットには、折りたたみ機構の点検・調整に必要な工具と手順書が含まれています。
今回のリコールは、電動キックボードの安全性に対する懸念を改めて浮き彫りにしました。セグウェイは、ユーザーの安全を最優先に、迅速かつ適切な対応を行うことが求められます。
25/03/24 16:05
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ネスレUSAが、「Lean Cuisine」と「Stouffer’s frozen meal」の冷凍食品の一部製品をリコール・自主回収すると発表しました。これらの製品に木片のような異物が混入している可能性があり、喫食者の窒息につながる危険性があるためです。
米ネスレ 冷凍食品の一部製品 自主回収
リコールの対象となっているのは、賞味期限が2025年9月から2026年4月までの以下の冷凍食品です。
「Lean Cuisine Butternut Squash Ravioli」
「Lean Cuisine Spinach Artichoke Ravioli」
「Lean Cuisine Lemon Garlic Shrimp Stir Fry」
「Stouffer’s Party Size Chicken Lasagna」
これらの製品は、2024年9月から2025年3月にかけて、アメリカ国内の主要な小売店で販売されました。
ネスレUSAは、米国食品医薬品局(FDA)および農務省(USDA)と協力し、異物の混入経路を調査しています。同社によると、少なくとも1件の窒息の可能性を含む消費者からの報告を受け、今回のリコールに至りました。
食品への異物混入は、消費者の健康を著しく害する可能性があり、企業は徹底した品質管理と、迅速かつ適切な情報開示が求められます。今回のリコールは、消費者の安全を最優先に考えたネスレUSAの対応であると言えるでしょう。
25/03/24 15:02
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小林製薬の紅麹サプリメント問題の発覚から1年が経過しました。この問題は、同社のずさんな工場管理とガバナンス不全が原因であり、多くの消費者に健康被害をもたらし、自主回収という事態に至りました。
小林製薬 紅麹サプリメント問題発覚から1年
事件発覚後、小林製薬は再発防止策を講じていますが、その進捗はまだ十分とは言えません。また、この問題は健康食品業界全体に大きな課題を突きつけ、他企業も対応を迫られています。
リコールプラスの視点から見ると、今回の問題は、企業が消費者の安全を第一に考え、品質管理を徹底することの重要性を改めて認識させられる出来事でした。企業は、利益追求だけでなく、社会的責任を果たすことが求められます。
また、消費者庁は、機能性表示食品制度の見直しを始めており、安全性確保のための規制強化が検討されています。消費者は、健康食品を選ぶ際に、企業の信頼性や製品の安全性を慎重に判断する必要があります。
今回の問題は、消費者に安全安心に対する意識の変化をもたらしました。企業と消費者が共に、安全で安心できる社会を築くために、今回の教訓を深く心に刻む必要があります。
25/03/24 14:57
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電気自動車(EV)大手のテスラは、ピックアップトラック「サイバートラック」において、安全性に関わる問題が発生したため、リコール(回収・無償修理)を実施することを発表しました。
米テスラ サイバートラック リコール 走行中パネル脱落
対象となるのは、アメリカ国内で販売されたサイバートラックのうち、最初の15ヶ月間に販売された全車両、計4万6096台です。
今回のリコールの原因は、サイバートラックの外装に取り付けられている鋼鉄製のパネルの接着部分に、「環境による脆化(ぜいか)」が発生する可能性があることです。走行中にパネルが剥がれ落ち、後続車に危険を及ぼす恐れがあります。テスラは、この問題に関連する保証請求が151件あったことを報告しています。
テスラは、耐久性の要件を満たすパネルへの交換を無償で行うとしています。しかし、3月18日時点では、生産段階での問題はまだ解決されておらず、21日前後にも是正措置を講じる見通しです。
サイバートラックは、2023年11月に発売されてから1年間で、すでに6回ののリコールが実施されています。昨年6月には、トランクベッド外装部分の接着が走行中に緩くなる可能性があるとしてリコールが行われました。
今回のリコール発表を受け、テスラの株価は一時下落しました。年初から3月19日終値にかけて、テスラ株は42%下落しています。
25/03/21 13:31
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アメリカ食品医薬品局(FDA)は、国内で製造された一部の冷凍カキ製品からノロウイルスが検出された可能性があるとして、販売中止と自主回収措置を発表しました。対象となったのは、昨年1月30日と2月4日に採取・製造された冷凍の殻付きカキです。
米FDA 一部冷凍カキ製品 ノロウイルス検出
この措置は、カリフォルニア州で当該カキを喫食した後に、下痢や腹痛などの症状を訴える事例が報告されたことを受けたものです。カリフォルニア州保健省は、これらの症状がノロウイルス感染と疑われると発表しました。
FDAは、レストランや小売業者に対し、対象製品の提供や販売を停止し、廃棄または流通業者への返品を指示しました。また、当該カキを喫食し、ノロウイルスの症状が現れた場合は、医療機関を受診するよう呼びかけています。
ノロウイルスは、感染力が非常に強く、汚染された食品や水、または感染者との接触によって感染します。
ノロウイルスの予防には、手洗いの徹底や、食品の十分な加熱が重要です。特にカキなどの二枚貝は、85℃以上で1分以上の加熱が推奨されています。
25/03/21 13:27
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子ども服ブランド「BREEZE」を展開するF・O・インターナショナルは、2025年1月21日より販売した「5色5柄サガラワッペンロンT」から、法令で定められた基準を超えるホルムアルデヒドが検出されたため、リコール(自主回収)を発表しました。
子供服 BREEZE ホルムアルデヒド検出で自主回収
対象商品
* 商品名:5色5柄サガラワッペンロンT
* 品番:J106945
* 価格:1650円(税抜価格1500円)
* カラー:BE(ベージュ)、BL(ブルー)、CH(チャコール)、EG(エメラルドグリーン)、KN(キナリ)
同社は、対象商品を購入した顧客に対し、使用を中止するよう呼びかけています。返金方法は、購入店舗への持ち込み、または着払いでの送付となっています。
ホルムアルデヒドは、建材や家具、衣料品などに含まれる化学物質で、高濃度で接触すると皮膚や粘膜への刺激、アレルギー反応などを引き起こす可能性があります。特に乳幼児は影響を受けやすいため、注意が必要です。
https://www.recall-plus.jp/info/52377
25/03/21 13:20
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愛知県内のスーパーで開催された物産展で、どら焼きの賞味期限を改ざんして販売していたことが明らかになりました。
どら焼きの賞味期限を改ざん 自主回収
・南国商事は、2023年12月21日から31日の間、愛知県内のスーパーで開催された九州物産展において、どら焼きの賞味期限表示を改ざんし販売しました。
・賞味期限が2023年12月20日までのどら焼きの箱に貼られたシールを剥がし、2025年2月15日のシールに貼り替えて販売
・改ざんされたのは18箱で、そのうち8箱が販売
・個包装には正しい賞味期限が記載
岐阜県の聞き取りに対し、同社は「そのまま捨てるのがもったいなかった」と説明しています。販売された8箱については、同社が自主回収を行っています。現時点で、この件による健康被害は確認されていません。
岐阜県は、食品表示法に基づき、同社に対し、原因究明やチェック体制の強化など、再発防止策を4月18日までに提出するよう指示しました。
食品関連事業者には、法令遵守と倫理観に基づいた行動が求められます。
25/03/19 11:06
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消費者庁は、食品ロス削減を目指し、賞味期限の設定に関するガイドライン改正案をまとめました。これまでのガイドラインでは、賞味期限は事業者が設定した基準に0.8を乗じた期間とすることが推奨されていましたが、実際にはより短い期間に設定されるケースが多々見受けられました。
賞味期限のガイドライン改正案 食品ロス削減へ
今回の改正案では、この「0.8」という目安を削除し、食品の特性に応じて事業者がより柔軟に賞味期限を設定できるようにします。これにより、食品の安全性を確保しつつ、過剰な食品廃棄を防ぐことが期待されます。
しかし、賞味期限の延長は、食品の安全性を損なうリスクも伴います。万が一、期限を超過した食品が流通し、健康被害が発生した場合には、事業者は自主回収などの適切な対応を取る必要があります。
消費者庁は、新しいガイドラインを28日に公表する予定です。食品事業者においては、改正内容を十分に理解し、適切な賞味期限設定と品質管理に努めることが重要となります。
25/03/19 08:21
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現代自動車の高性能EV「Ioniq 5 N」が、アメリカで1,500台以上リコールされる事態となりました。原因はブレーキシステムのソフトウェアエラーです。
現代EV Ioniq5N ブレーキシステムエラー 米でリコール
具体的には、左足ブレーキ機能がABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の誤作動を引き起こす可能性があり、ブレーキ性能が低下する恐れがあります。NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)によると、この問題に関連する事故が1件発生しています。
現代自動車は、対象車両の所有者に対し、左足ブレーキの使用を控えるよう呼びかけています。また、4月7日より順次、ソフトウェアアップデートを無償で実施する予定です。
今回のリコールは、高性能EVの複雑なシステムにおけるソフトウェアの重要性を示す事例と言えるでしょう。
25/03/19 08:16
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Amazon リコール責任巡り米CPSCと主張対立
Amazonが、アメリカ消費者製品安全委員会(CPSC)との間で、マーケットプレイスで第三者が販売した製品のリコール責任を巡り、訴訟合戦に発展しました。
CPSCは、Amazonに対し、たとえ第三者販売者が取り扱っている製品であっても、消費者に重傷や死亡の危険をもたらす製品を回収する法的責任があるとしています。具体的には、欠陥のある一酸化炭素検知器や、可燃性の子供用寝間着、感電の危険性があるヘアドライヤーなど、リコールの必要がある製品がAmazon内で販売されていることを問題視しています。
これに対し、Amazonは、自社はあくまで物流プロバイダーであり、販売業者ではないと主張しています。マーケットプレイスで販売される製品は、Amazonが製造・保管・販売するものではないため、リコールに関する責任はないというのがAmazon側の主張です。
CPSCは、2021年にAmazonに対する行政訴訟を提起し、2024年には是正命令を発行しました。しかし、Amazonはこれに反発し、2025年3月14日にCPSCに対する訴訟を提起しました。
この訴訟は、ECサイトにおける第三者販売製品の安全性に対する責任の所在を巡る重要な裁判として、注目されています。裁判の行方は、今後のEC業界のあり方に大きな影響を与える可能性があります。
25/03/18 13:03
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ホンダは「ACCORD」の駐車支援システムにおける不具合について、国土交通省にリコールを届け出ました。
ホンダACCORD 駐車支援システム不具合でリコール
この不具合は、駐車支援システム「パーキングパイロット」の制御プログラムが不適切であることが原因です。
具体的には、ディスプレイにパスワード入力画面を表示したままシステムを使用すると、駐車時または出庫時に操舵支援が終了した際、警告音が鳴らない事象が確認されました。このため、保安基準に適合しないと判断されました。
パーキングパイロットは、ステアリング、アクセル、ブレーキ操作を制御して駐車を支援する便利なシステムですが、警告音が鳴らないことでユーザーがシステムの動作終了に気づかず、事故のリスクが生じる可能性があります。
ホンダはリコール対象車両の無償修理対応を進めており、利用者に迅速な対応を呼びかけています。ユーザーは速やかにディーラーなどに相談することをお勧めします。安全確保のため、システムの使用時には注意を払うことが重要です。
https://www.recall-plus.jp/info/52330
25/03/18 09:31
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ロレアルは、ベンゼン汚染の懸念から、アメリカで販売しているニキビ治療薬「エファクラ デュオ」の全ロットを自主回収することを発表しました。
ロレアル ニキビ治療薬 ベンゼン汚染懸念 米で自主回収
この製品は、ラ ロッシュ ポゼのブランド名で販売されており、ニキビ治療に効果のある過酸化ベンゾイルを含んでいます。しかし、特定の条件下では、この成分が分解してベンゼンを生成する可能性があることが指摘されています。
ベンゼンは、高濃度で曝露されると白血病を引き起こす可能性のある発がん性物質として知られています。ロレアルは、エファクラ デュオの1ロットから微量のベンゼンが検出されたことを確認しています。
この問題は、1年前にコネチカット州の独立研究機関であるバリシュアによって最初に指摘されました。同研究所はFDA(アメリカ食品医薬品局)にこれらの製品の回収を要請しました。
ロレアルは、自主回収の対象となる製品を使用している消費者に、使用を中止し、返品するよう呼びかけています。
今回の自主回収は、消費者の安全を最優先に考えたロレアルの姿勢を示すものと言えます。
25/03/18 08:29
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カワサキは、「Ninja e-1」など2車種の電動バイクに搭載されている駆動バッテリの不具合について、国土交通省にリコールを届け出ました。
カワサキ Ninja e-1他駆動バッテリ不具合でリコール
問題の原因は、製造管理の不適切さにより、駆動バッテリの電源供給用端子が適切に固定されていないケースがあることです。この不具合により、バッテリの脱着を繰り返すと端子が陥没し、接触不良を引き起こす可能性があります。
その結果、出力が低下し、最悪の場合、車両が走行不能となるリスクがあるとされています。
対象車両を所有するユーザーは、速やかに点検や修理を受けることが推奨されます。
また、メーカーは、迅速かつ丁寧な対応を行い、問題解決に努める必要があります。消費者は安全を最優先に考え、早めの対応を心がけることが重要です。このリコールは、製品の信頼性とユーザーの安全性を守るための重要な措置です。
25/03/17 17:21
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中国の製品リコール、累計5985回に
<2024年中国のリコール状況>
* 2024年に実施されたリコール回数は1100回で、前年比42.7%増加
* 一方でリコール対象となった製品数は454万3000件と、前年比56.4%減少
市場監督管理部門の調査によるリコールが全体の93.7%を占め、製品の欠陥調査がリコールの主な理由となっています。
欠陥の種類としては、基準適合問題が最も多く、リコール総件数の60.7%を占めています。
<累計リコール状況>
中国では2024年末までに累計5985回の消費者向け製品リコールが実施されました。リコール対象製品は累計1億500万件に達しています。
<リコールの背景>
* 中国政府は、消費者保護を強化するために、製品の品質と安全に対する監視を強化しています。
* 電子商取引の普及により、消費者が多様な製品を購入できるようになった一方で、品質の低い製品も市場に出回るようになりました。
* 中国政府は、市場監督管理総局を中心に、リコール制度の整備や情報公開の強化を進めています。
これらの情報から、中国における消費者向け製品のリコールは、政府の監視強化と消費者の意識向上により、増加傾向にあることがわかります。
25/03/17 09:39
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BMWは2024年の通期決算を発表し、純利益が前年比37%減の76億7800万ユーロとなりました。主な要因は、中国市場での販売減と、ブレーキシステムの欠陥による大規模なリコールです。
独BMW 37%減益 中国販売減とリコール影響
<ブレーキシステムの欠陥リコール>
* コンチネンタル社製のブレーキシステムに不具合があり、ブレーキの効きが悪くなる可能性でリコール。世界中で150万台以上が対象となる大規模なリコール。
* 統合ブレーキユニットの製造管理が不適切であったため、電気的な接触不良が生じ、ブレーキが正常に作動しなくなる可能性がでリコール。「X1」「5シリーズ」など、複数の車種が対象。
これらのリコールは、いずれもブレーキシステムの重要な部分に関わるものであり、安全に関わる重大な問題です。
中国での新車販売台数は減少しているものの、中国政府による新エネルギー車(NEV)の普及促進策が行われており、EV市場は成長を続けています。
25/03/17 09:32
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マキタは、2021年4月から2025年1月に出荷された「充電式グリスガン GP180D」および「フレキシブルホース600/1200」において、安全性に関する問題があることを発表しました。
マキタ 充電式グリスガン リコール(自主回収)
狭い場所でのグリス注入作業中、ホース先端部分を繰り返し曲げることで、ホース先端付近に穴が開き、グリスが噴出する恐れがあることが判明しました。
この問題を受けて、マキタはこれらの製品を対象にリコール(自主回収)を実施し、対策部品への無償交換を行うとしています。現在、該当する製品をお持ちの場合は、使用を中止し、販売店やカスタマーサービスに連絡するよう呼びかけています。
ホースに穴が開き、グリスが噴出することで作業者や周囲の人に飛び散り、けがや汚損の原因となる可能性があります。
飛び散ったグリスが工具や作業場に付着することで、作業効率が低下し、さらなる危険を招く可能性があります。
https://www.recall-plus.jp/info/52327
25/03/14 14:07
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ピレリジャパンは、二輪車用タイヤ「Metzeler Tourance next2他」においてベルトの不具合が確認されたため、国土交通省にリコールを届け出ました。
ピレリジャパン 二輪車用タイヤ リコール
この不具合は、特定の条件下で空気圧が低い状態で走行すると、タイヤ表面が不規則に摩耗し、内部構造の一部であるベルトが破損する可能性があるというものです。その結果、タイヤ表面のトレッド層が剥離したり、急激な空気漏れが発生したりする恐れがあります。
これらの問題は、走行中に車両の制御が困難になるなどの重大なリスクを伴い、事故の原因となる可能性があります。そのため、同社は速やかにリコールを実施し、対象製品を交換または修理する対応を進めています。
自分の使用しているタイヤがリコール対象となっているかを確認し、不具合が疑われる場合は、直ちに販売店やメーカーに連絡することを強く推奨します。ユーザーは安全を確保するため、早めの対応が必要です。
https://www.recall-plus.jp/info/52311
25/03/14 14:01
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イネオス・オートモーティブは、同社のSUV「グレナディア」において、走行中にドアが開く可能性があるという報告を受け、アメリカとカナダで大規模なリコールを実施することを発表しました。
イネオス SUV車 アメリカ・カナダでリコール
* 対象車両:2024年4月19日以前に製造されたグレナディア
* 対象台数:アメリカで7,000台以上、カナダで452台
* 原因:ドアボタン機構の不適切な組み立て
* 対策:ドアボタン機構の無償交換
今回のリコールは、一部の車両において、ドアの外部ボタンが詰まり、走行中にドアが開く可能性があるという顧客からの報告を受けて実施されるものです。イネオス・オートモーティブによると、20,000台以上が走行している中で、部品の組み立てに不備があったとのことです。
同社は、「安全は私たちの最優先事項であり、影響を受けたすべての車両のドア機構をできるだけ早く交換するキャンペーンを実施しています」と声明を発表しています。
イネオス・オートモーティブは、今回のリコールを通じて、顧客の安全を最優先に考え、迅速かつ丁寧な対応を行うとしています。
25/03/14 13:33
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Flying Tiger Copenhagenが販売する「フライングスピナー(ライト付)」について、回転する羽が人体に接触し、怪我をする可能性があるとして、リコール(自主回収)が実施されることが発表されました。
フライングスピナー(ライト付) 怪我の恐れ リコール(自主回収)
*商品名: フライングスピナー(ライト付)
*対象: 全国のFlying Tiger Copenhagen店舗およびオンラインストアで販売されたもの
*リコールの理由*
回転する羽が直接人体に触れることで、怪我をする可能性があるため。
今回のリコールは、消費者の安全を最優先に考えた適切な措置であると考えます。
特に、回転するおもちゃは、子供が使用する際に予期せぬ事故につながる可能性があります。
事業者には、製品の安全性について、より一層の注意を払うことが求められます。
また、リコール情報を迅速かつ正確に消費者に伝えるための体制を整備することも重要です。
https://www.recall-plus.jp/info/52319
25/03/13 16:54
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GoogleがPixel 4a向けに配信した必須ファームウェアアップデートが、過熱リスクと関連している可能性が浮上し、オーストラリア当局がリコールを発表しました。
オーストラリア Google Pixel 4a リコール
今年初めに配信されたアップデート後、Pixel 4aのバッテリー性能が著しく低下したという報告が相次ぎ、ユーザーの間でその目的について疑問の声が上がっていました。
オーストラリアの消費者委員会(ACCC)は、2020年から2022年に販売されたPixel 4aに過熱による火災や火傷のリスクがあることを指摘し、リコールを発表しました。
Googleのアップデートが一部のデバイスに過度な制限を課し、事実上の機能低下をもたらした可能性も指摘されています。
具体的には、バッテリーの充電容量制限や急速な電池消耗といった問題が発生しており、一部のユーザーからは「実質的に使用不能になった」との声も上がっています。
Googleは影響を受けた端末に限定的な補償を提供していますが、その対応の妥当性については議論が続いています。
今回のリコールは、Googleのアップデートがバッテリーの過熱リスクを抑制するためのものであった可能性を示唆しています。
25/03/13 16:48
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小林製薬の紅麹製品による健康被害問題において、同社は自主回収を進めており、保管していた製品の約8割を焼却処分したことを大阪市が明らかにしました。
小林製薬 自主回収の紅麹配合食品を廃棄 98%回収
小林製薬には約50万袋の紅麹製品が保管されていましたが、追加調査用の約6,000袋と、自主回収中の約7万8,000袋を除く約42万袋が、市内の処理施設で10日と11日に焼却処分されました。
この処分には大阪市の食品衛生監視員も立ち会い、製品の廃棄を確認しました。
大阪市によると、5日時点で製品の約98%が自主回収済みですが、まだ回収中のものもあるため、引き続き製品を持っている人に対して、摂取せずに小林製薬へ送るか廃棄するよう呼びかけています。
25/03/13 16:44
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