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マクドナルドは、商品の品質問題の影響で平成27年に大幅な赤字(349億円)に陥ったが、それから2年で業績を急回復したことが報道された。業績回復の一因として、品質管理に関する情報を消費者に積極的に発信して信頼回復に取り組んだことが挙げられていた。マクドナルドは、商品のパッケージにQRコードを印刷し、スマートフォンで食材の原産地や加工された工場などを確認できるようにするなど、食の安全性に関する情報発信を強化した。また、消費者に農場や加工工場を見学してもらう取り組みなども行ったという。一連の品質問題で客離れが進んだ後に、このような食の安全に対する企業努力を払うことで業績と信頼の回復を遂げた点は、万が一のリコールを起こしたメーカーにとって教訓となる取組み事例だ。
食の安全と信頼回復への取組み
18/02/14 15:06
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先週のリコールプラスのアクセスTOP10のうち5件は食品の賞味期限等の「誤表記」である。年明けの1,2月に多い傾向かもしれないが、正しくは2018年とすべきところ2017年または2028年、3018年など年の誤表記も目立った。誤表記は製品の自主回収や無駄な廃棄などメーカーにとっては多大なコスト負担となる。またこれまで維持していたブランドイメージの低下や、回収対応に追われてしまい生産量や品質に大きな影響を与える可能性もある。製品ラベルの小さな印字ミス1つが与えるメーカーへの影響はあまりに大きい。各メーカーは、オペレーターの操作ミス防止策や、出荷前のチェック体制強化など、他社のミスを教訓としながら自社の課題に取り組む必要があるだろう。
誤表記による自主回収
18/02/13 14:12
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街中でキックスケーターに乗る子供たちをよく見かける。地面を足で蹴りスイスイと気軽に走行しているが、注意も必要だ。消費者庁は、キックスケーターの転倒事故や飛び出しよるバイク衝突事故どの事例があるため、安全な場所での使用を促している。ケガの予防にヘルメットや肘当て、膝当てなどの保護具を着用させることも大切だ。先日、一部キックスケーター商品でハンドルの固定が不十分なためリコールが報じられた。そのまま使用を続けると走行中にガタツキが生じ、思わぬ転倒に至る危険があるという。安全安心な製品であっても事故の可能性をゼロにすることは難しいだろう。しかし市場に製品を出す以上は、耐久試験の徹底はメーカーや輸入業者にとって必須項目だ。
キックスケーターは安全を確かめて
18/02/09 16:24
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食卓を囲みながら調理できるホットプレートは便利だが、使い方によっては思いがけない事故につながることがある。例えば、熱に弱い敷物(紙やビニールシート等)の上では火災の原因となるので、使用してはいけない。「テーブルに油や具材がちらばって汚れるのがイヤだ」という理由で敷物をひきたくなるかもしれないが、それは大変危険である。またプレートの持ち手などにガタツキがあるときは、ネジのしめ付けをしっかり行うことが必要だ。もし不安定なまま使用すると、高温のプレートが不意に外れて火傷などの事故に至りかねない。最近の事案だが、調理条件(油分・水分・調理時間)によってはフタの色が溶け出すというホットプレートのリコールが報じられた。ホットプレートを囲む前に、正しい使用方法とリコール製品でないかどうか確かめておくことは、事故を未然に防ぐ有効な対策となるはずだ。
ホットプレートの事故にご注意
18/02/08 10:51
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子供の「誤飲」事故にご注意
昨日に続き子供の安全について。子供は大人が「まさかこんなものを」と思うものも口に入れてしまうおそれがある。つかまり立ちができるようになると、テーブルの上のものに手を伸ばして、何かの拍子に飲みこんでしまう。ボタン・ペットボトルのふた・玩具の部品など、身の回りには誤飲に繋がりかねないものがあふれている。厚労省の発表によると、子供の誤飲事故のうち「たばこ」が2割以上で最多というのは意外な事実である。これは周りの大人の意識の低さの表れではないだろうか。またリコールプラスで「誤飲」をキーワード検索して調べると、子供の玩具の割合が半数以上と多い。思わぬものを飲み込んでしまう子供の特徴が表れた結果だ。保護者はたばこの始末に必要以上に気をつけることや、誤飲の恐れのあるリコール製品が子供の身の回りにないかよく確認して事故を防ぐ必要があるだろう。
18/02/07 10:05
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歯磨きは健康のためにも子供が小さなときから正しく教えておきたい習慣の一つである。ただし注意も必要だ。2010年から2016年までの間に3歳以下の子供が歯ブラシをくわえたまま転倒して喉を突くなどの事故が124件も報告されているという。保護者は子どもが歩き回って歯磨きをすることのないよう十分注意して見守る必要があるだろう。また子供用歯ブラシの中には、喉突き防止カバーなどの安全対策を施したものがあるので、そのような歯ブラシを選ぶのも一つの方法だ。以前、強度に問題のある歯ブラシが自主回収されるケースもあったので、使う前によく安全を確かめてはいかがだろうか。
子供の歯磨き中の事故に注意
18/02/06 15:42
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インフルエンザ予防
インフルエンザの大流行が続いている。厚労省は1医療機関あたりの患者数が過去最高を記録したと発表。とくにB型が急増しており、比較的症状が軽いために”隠れ感染者”も多いとみられる。また学級閉鎖も小中高で既に1万を超える状態だという。予防のためにマスクなどを買い求めている人も多く、ウィルス対策商品は高い売れ行きが続いている。ウィルス対策商品を使用する際には、過去に自主回収となった事例商品ではないかなど、安全性をよく確かめて予防を講じたいものだ。
18/02/05 14:02
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ドライブレコーダー
都内は予報通りの雪の朝を迎えたようだ。うっすら雪の積もった道路に何本ものタイヤ跡が見られる。雪道の運転は慎重さが求められるが、先週の大雪ではあちこちで追突事故やバンパーの曲がった車を見た。自分の車がスタッドレスを履いていたとしても、周囲の車も同様の装備をしているとは限らないので安心はできない。万が一の事故の際、ドライブレコーダーは状況証拠に役立つグッズとして注目されている。昨年、ユピテルの一部ドライブレコーダーでリコールが報じられた。リチウム充電池に起因した発煙・発火に至る可能性があり、メーカーは代替品への交換を呼びかけている。マイカーは大丈夫だろうか。ドライバーはリコール製品を使用していないか確かめて安全運転を心掛ける必要がありそうだ。
18/02/02 09:31
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普段不足しがちな野菜を補いたい人にとって、野菜ジュースは手軽な摂取方法の一つだ。かといって市販ジュースだと砂糖・食塩・保存料・香料が気になるため、生野菜や果物を直接ミキサーにかけて作る人も多いはずだ。まめに手入れをする必要はあるが、新鮮なジュースやスムージーを楽しみたい人にとってミキサーは便利なアイテムだ。先日パナソニック製の一部ミキサー製品で、リコールが公表された。調理中に金具部品が破損して混入するおそれがあるという。安心して手作りジュースを楽しむためにも自宅のミキサーがリコール対象でないか確かめる必要があるだろう。
ミキサー製品のリコール
18/02/01 10:04
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首都圏では道端に固まった雪がようやく溶けようとしているところに、明日の夜から降雪の予報が出ている。先週の大雪では慣れない雪かきをした人も多いと思うが、除雪用スコップを備えておくと大いに役立つようだ。首都圏のホームセンターでは、普段より多めにスコップや融雪剤といった除雪用品が店頭に並んでいるようである。地域によっては年に一回使うか使わないかの除雪用スコップだが、先週の大雪で購入を決意した人も多いのではないだろうか。スコップ商品の一部には、ジョイント部分の不具合で自主回収となった事例も過去にあったので、手持ちの道具が安心して使える商品かよく確かめて雪対策に備えたいものだ。
雪対策は安全な道具で
18/01/31 11:44
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おいしくて安全という理由でクッキーを手作りする人も多いと思う。レシピサイトでも手軽に作れるお菓子として多く掲載されている。「アーモンドプードル」はサクサクとした食感や香ばしい風味を出す材料として使われるようだ。普段から手作りしていないと馴染みがない材料かもしれないが「プードル」とはフランス語の「粉」の意味で、要はアーモンドパウダーのことだ。最近、一部の「アーモンドプードル」でシアン化合物が基準値を超えた可能性で自主回収が報じられた(検出された成分は天然由来のもので加熱すれば健康への影響はないとのこと)。自主回収情報のチェックを普段から心がけて、ホームメイドをより安全に楽しんでほしい。
ホームメイド材料でも安全確認を
18/01/30 10:51
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冬本番、ウィンタースポーツの時期がきた。スキー・スノボ道具を数年おきに買い替える人もいれば、使い慣れた道具を長く使い続ける人もいるだろう。物置などに保管しておいた道具を出発前に引っ張り出すことも多いかもしれないが、それまでは問題なく使えていたといても安全性を確かめることは大切だ。ブーツのソールの剥がれや、金具やネジの緩みなどで安全装置が機能しない可能性はないだろうか。自分のケガだけでなく他の人のケガにも繋がる危険も認識しなければならない。ビンディングやブーツなどもリコール対象の製品もあるので、出発前のメンテナンスと同時にリコール製品でないか確認して安全なレジャーをお勧めする。
スキー・スノボの道具メンテナンスは大丈夫?
18/01/29 11:30
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リコール告知は、様々な年齢層や世帯に向けて広く周知しなければならない点が課題となる。広く周知するためには、一つの媒体だけでなく様々な告知方法を実施すことも必要ではないだろうか。告知方法の一つとしてリコールチラシをポストインする方法がある。アナログ的な方法ではあるが、TVやWEBとは異なりチラシが直接消費者の手元に残るメリットがある。また目に飛び込んでくるようなタイトルにしたり、対象製品の画像を載せたりといった工夫でチラシを見た消費者からの回収に繋がる連絡を促すこともできる。新聞を購読してない世帯やインターネットを見ない高齢者などにも伝わる有効な方法としてお勧めである。消費者もチラシを受け取ったならば安全安心のための情報として是非一読していただきたい。
18/01/26 16:18
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今季最強の寒波が日本列島を覆っている。風邪やインフルエンザも多くなり、薬を服用する機会も増える時期である。普段あまり意識しないかもしれないが、医薬品においても自主回収が行われているものもある。2018年に入ってからまだ1カ月経っていないが、リコールプラスではすでに6件も掲載している。現時点ではどれも健康被害の報告はないようだが、注意を払っておく必要はありそうだ。また「医薬品医療機器総合機構」サイトの「くすりQ&A」などのコンテンツなども参考にできる。リコールプラスでは、[製品ジャンル]-[医薬品]を見れば医薬品関連の回収情報の一覧を見ることができるので、定期的にチェックすることをお勧めしたい。
18/01/25 10:50
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自動車関連のリコールは、近年続いて起こっている。今回はスズキ・マツダ・日産の4WD軽自動車でリコールが公表された。対象車はスズキの「ワゴンR」「アルト」「アルト ラパン」「パレット」、マツダの「キャロル」「AZ-ワゴン」、日産の「ルークス」である。対象となるのは4WDの軽自動車のみだが、ABSの機能停止または速度計が作動しなくなる恐れがあるという。山道の多い地方などではとくに軽の4WD車が冬道に強い車として日常利用されているケースが多いと思うが、悪条件の冬道でブレーキ機能に不具合が生じる可能性があることを考えると恐ろしい。今のところ事故は起きてないようだが、安全安心のためにもメーカーの改善措置を確実に受けることで事故防止につなげてほしい。
スズキ・マツダ・日産の4WD軽自動車リコール
18/01/24 10:09
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体育館などの照明器具落下にご注意
三菱電機は、学校の体育館や工場などの天井で使用する照明器具で落下事故が起きるおそれがあるためリコール(無料点検、修理)を公表した。ランプの熱で部品のネジが変形してしまうことが原因のようだが、その対象数が18万4千台余りと多いことや、高所に設置された器具を外さないと安全確認がとれないことが点検作業のネックになりそうだ。しかもメーカーの点検を待つ間、天井を心配しながら施設を利用しなければならないのは施設側や利用者にとっては辛いところ。まずはメーカー側と施設側が相互に連絡を取り合うことで事故再発防止のための安全確認が速やかに進むことを期待している。
18/01/23 11:21
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消費者庁の報告資料は介護ベッドの手すり等による事故が重傷・死亡を含めると63件になると報じている。介護ベッド用手すり(サイドレールなど)による死亡事故の多くは2本並べて設置した手すりと手すりの間のすき間や、手すりとベッドボード(頭側板)とのすき間に利用者が首を挟み死亡に至るもの。手すり自体に腕や足などを差し込んで骨折するなどの重傷事故の発生も報告されている。利用者も周囲の人も使用中の介護ベットが基準強化された新JIS製品かどうかの確認やリコール製品でないかどうかの確認が事故防止のために必要だ。
介護ベッドの手すり等による事故にご注意
18/01/22 09:18
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消費者庁の公表資料によると長期使用(35年以上)された電気冷蔵庫で、本体と周辺を汚損する火災が発生した。長期使用されている電気冷蔵庫は、熱、湿気、ほこり等の影響により、内部部品が劣化し、発煙・発火するおそれがある。現在使用している電気冷蔵庫で、1)焦げ臭いにおいがする。 2)異常な音(ジリジリ、パチパチなど)がする。3)ビリビリと電気を感じる。4)長年、電源プラグを挿したままになっていて、ホコリや湿気がたまっている。5)電源コードや背面下部の電線(リード線)に傷が付いている。6)底面部に水漏れがある。などの症状がみられるなら、リコールの確認とメーカーへの連絡が必要だ。
長期使用の電気冷蔵庫の火災にご注意
18/01/19 17:20
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冬場の暖房器具としてエアコンの使用率は高く、省エネタイプの製品もでているので設定温度によっては安心して使える。しかし製品によっては、火災に至るリコールも発生しているので注意が必要だ。最近では三菱重工が輸入したエアコン製品から出火し周辺を汚損する火災が発生した。同社は事故の再発防止を図るため、1月11日にホームページで無償点検、改修を行うことを公表した。メーカー発表によると対象台数は88万台と多いので対象製品を持ってないかどうか自宅やオフィスを確認することとメーカーへの連絡は必要だ。
冬場でもエアコンのリコールにご注意
18/01/18 09:54
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消費者庁に寄せられた報告によると、リコール製品による火災や重傷等の重大製品事故の報告のうちの約4分の1が台所用機器(電気食器洗浄機を含む)による。過去にリコールが行われている台所用機器の場合は火災等の事故を起こすケースに至る危険性が高くなる。リコール製品はそのまま使い続けると火災等の重大な事故を引き起こすおそれがあるため大変危険だ。食器洗い乾燥機が原因と疑われる火災も発生しているので、自宅等にリコール製品がないか再度確認し、持っていた場合は使用を中止し製造メーカーによる回収・無償修理等を受ける必要がある。
電気食器洗浄機等のリコールにご注意
18/01/17 13:53
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リコールハンドブック「リコール対応とは」
経産省発行のリコールハンドブックによると、リコール対応とは消費生活用製品における製品事故等の発生及び拡大可能性を最小限にする目的で次の手順とることと定義されている。①製造、流通及び販売の停止/流通及び販売段階からの回収。 ②消費者に対するリスクについての適切な情報提供。 ③類似の製品事故等の未然防止のために必要な使用上の注意等の情報提供を含む消費者への注意喚起。 ④消費者の保有する製品の交換、改修(点検、修理、部品の交換等)又は引取り。つまり市場への被害拡大を食い止めるための策と消費者への情報提供がリスクを減らすための大事な胆といえる。メーカーは万が一の時に備えて体制を整えておくことが必要だ。
18/01/16 13:28
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冬を本格的に迎えて積雪の多い地方では除雪の作業が日常的に行われているが、安全に行うためには注意が必要だ。NITEの報告資料によると歩行型除雪機の後進中に下敷きになる事故が報じられている。使用者は、安全装置のレバーをテープでハンドルに固定して使用していたため除雪機が停止せず事故に至ったものと考えられている。取扱説明書には「安全装置のレバーを紐などで固定しない。安全装置が作動しなくなる」記載があり、手でハンドルとレバーを一緒に握ると走行し手を離すとレバーが自動的に戻って停止するしくみとなっていた。ハンドル操作だけに握力を使おうとして誤使用の危険性がある場合どんな事故に繋がるか、また製品リコールがないかどうか確認は必要だ。
歩行型除雪機による事故にご注意
18/01/15 09:12
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ユアサプライムスは2015年9月~2016年2月に販売したカーボンヒーターにおいて発煙・発火に至る恐れのあることが判明し、リコール(無償点検・修理)を継続的に実施している。対象型番は YA-C945SR(WH), KYA-C915R(WH), YA-C900S(WH) の3機種 。対象数は18,940台となっている。本格的な冬シーズンを迎えて使用頻度も高くなると思わるので、安全安心のためにも帰省先の居間や勉強部屋などで使用していないかチェックしたり、もし該当製品であれば使用中止してすぐにメーカーへ連絡をとるなど事故防止のための適切な対応を促したい。「これまで無事に使えていたから大丈夫」と考えずに行動する意識が被害を防ぐのに大切なことだ。
ユアサプライムス カーボンヒーター3機種リコール
18/01/12 18:07
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リコールハンドブックの活用
リコールハンドブック(経産省発行)は、消費者への危害や拡大被害の防止を第一に考えたリコール対応のあるべき姿が記載されている。メーカー等が、①リコールに対して、日頃からどのように取り組むべきか。②製品事故等2が確認された場合、いかに迅速かつ的確にリコールを実施するか。③リコールのフォローアップをいかに実践して実効性を高めるか。などについて基本的な考え方や手順が示されている。メーカーの大小を問わず、消費者への安全を目的としたリコール対策に役立つ内容なので、まさかの事態に対応できるよう内容に精通しておくことは欠かせない。
18/01/11 15:02
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冬場のバイク乗りにとっては電熱手袋があると快適なツーリングを楽しめるかもしれないが注意も必要だ。輸入電熱手袋用バッテリー製品から出火し製品とその周辺を焼損する火災発生が報じられている。人的被害には至ってはいないが、これまで消費者庁より平成27年1月に製品起因か否かが特定できていない事故として公表され、同年の10月には製品起因が疑われる事故として再公表されていた。その後平成29年12月に同様の発火事故が発生したことからメーカーは事故再発防止のため対象バッテリーと充電器の無償交換(リコール)に踏み切った。該当製品を使用してないか確認し対象製品であれば直ちに使用を中止しメーカーへの連絡を促したい。
輸入電熱手袋用バッテリーと充電器リコール
18/01/10 09:25
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NITEの公表資料によると、使用中の石油ストーブ付近から出火して住宅の1階部分を焼損し2人が軽傷を負った事故が報じられている。燃焼筒を上下逆さまにセットして点火したため、異常燃焼が生じて出火に至ったものと考えられている。取扱説明書には「点火後、燃焼筒つまみを左右に動かし、燃焼筒が正しくしん調節器にセットされているか確認する」旨記載されていた。燃焼筒が正しくセットされていないと異常燃焼によって炎があふれるおそれがあるので、燃焼筒をセットした時と点火操作後は燃焼筒が正しくセットされているか確認することと経年劣化やリコールによる製品不良がないかの確認も併せて行うことを勧めたい。
石油ストーブ燃焼筒の上下逆さセットにご注意
18/01/09 10:52
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NITEの公表資料によると、電気ストーブ使用中、製品及び周辺を焼損する火災事故が報じられている。製品の強弱切替スイッチに使用されているダイオードが不良品であったことによりダイオードが異常発熱し、火災に至ったものと考えられている。リコール対象製品による事故のケースが後を絶たないため、リコール対象製品を使用していないか確認し、もし対象製品であった場合は直ちに使用を中止して販売店やメーカーへ連絡することが大切だ。リコール対象製品かどうかの確認はメーカーのホームページはもちろん、リコールプラスにも幅広く家電メーカーのリコール情報が掲載されているので活用を勧めたい。
電気ストーブ使用中、製品及び周辺を焼損する火災
18/01/05 11:24
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NITEの公表資料によると石油ふろがまを使用中に製品及び周辺を焼損する火災が報じられている。原因としては長期使用(37年)により金属材が腐食、破損して生じた隙間から高温の燃焼ガスあるいは炎が漏れ、送油ゴムホースや電磁ポンプが損傷して灯油が漏れ、漏れた灯油に燃焼ガス等が引火し火災に至ったと考えられる。長期使用による経年劣化の事故は、リコール製品かどうかの確認とメーカーの点検を受けることで防ぐことができる。特に使用頻度が高くなる冬場のこの時期、長年問題なく使用している機器でも金属腐食やホース周りの異常がないか確認することは火災事故防止に繋がる。
石油ふろがまを使用中、製品及び周辺を焼損する火災
18/01/04 09:38
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ユアサプライムスは2015年9月~2016年2月に販売したカーボンヒーターにおいて発煙・発火に至る恐れのあることが判明しリコール(無償点検・修理)を継続的に実施している。対象型番は YA-C945SR(WH), KYA-C915R(WH), YA-C900S(WH) の3機種。対象数は18,940台となっている。本格的な冬シーズンを迎えて使用頻度も高くなる暖房機器なので、帰省先の居間や勉強部屋などで使用していないかチェックしたり、もし該当製品であれば使用中止してすぐにメーカーへ連絡をとるなど事故防止のための適切な対応を促したい。「これまで無事に使えていたから大丈夫」と考えず、適切に行動することが思わぬ被害を防ぐのに必要だ。
ユアサプライムス カーボンヒーター帰省先は大丈夫?
17/12/28 09:54
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リコールハンドブック2016の活用のすすめ
経産省は「消費生活用製品のリコールハンドブック 2016」を発行している。SNSなど消費者の情報通信手段の多様化、製品の販売形態の多様化、小売事業者におけるプライベートブランド製品の取扱量の増加、輸入製品の増加などに伴い製品事故等対応やリコール対応における事業者に求められる役割が増大していることなど、社会状況も大きく変化してに対応するために2010年版からの改訂版である。事業者として必要な行動(アクション)の明確化や取組み事例が紹介されているので、安全安心の体制のため役立てていただきたい。
17/12/27 11:40
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