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子供服から基準超過のホルムアルデヒド
子供服から基準値を上回るホルムアルデヒド検出された商品の自主回収が以前に発表されました。
ホルムアルデヒドとは、合成樹脂の製造原料や消毒剤、防腐剤などに使用される化学物質です。
繊維製品にも防縮・防しわ加工や形態安定加工などの目的で使用されています。
しかし、ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因物質の一つであり、粘膜刺激やアレルギーを引き起こす可能性があります。
子供服に含まれるホルムアルデヒドは、「有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律」によって規制されています。
子供は肌が敏感であり、なんでも口に入れてしまう可能性があるため、ホルムアルデヒドによる影響を受けやすいと考えられます。
安全安心のため、子供服を製造・販売する事業者は、家庭用品規制法に従って厳格な品質管理を行うことが求められています。
23/05/25 09:50
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LED照明器具でレンズが蓄熱して溶融し焼損
LED照明器具の一部製品で、レンズが蓄熱して溶融し焼損するおそれがあるという自主回収・交換の事案が以前にありました。
事業者の対応について:
・LED照明器具は、省エネルギーやコスト削減の観点から、多くの需要があります。その反面、品質や安全性にも高い水準を求められます。
・交換の対応を行うとともに、原因究明や再発防止策を徹底的に行い、情報を適切に伝えることで消費者の不安や不信感を和らげることができます。
消費者の対応について:
・LED照明器具にも欠点やリスクがあることを知っておく必要があります。
・LEDチップやドライバーなどの部品に不具合があると、点灯しなくなったり、異常発光したりすることがあります。
・消費者は自分が使用している製品が対象かどうかを確認し、回収・交換の対応を受けて安全確保する必要があります。
23/05/25 09:37
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ポータブル蓄電池 一部発煙でリコール
ポータブル蓄電池の一部で発煙する恐れがあるとして、以前に自主回収が発表されました。対象は2020年6月から10月に販売した86台で、事業者は、使用を中止し連絡先に問い合わせるよう呼びかけています。
リコールプラスは、ポータブル蓄電池の自主回収について以下のように考えます。
・発煙は、火災ややけどなどの重大な事故につながる可能性があります。事業者は、原因究明と再発防止に努めるとともに、消費者への情報提供や対応を迅速かつ適切に行う必要があります。
・対象製品は、災害時やアウトドアなどで使用されることが想定されます。そのため、使用環境や使用頻度によっては、発煙するリスクが高まる可能性があります。事業者は、使用方法や注意事項などを明確に示し、消費者の安全を確保することが大切です。
・消費者への周知が十分でない可能性がある場合、事業者は継続的にインターネットやメディアなどを活用して広く知らせる必要があります。
23/05/24 10:03
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窓・ドアの事故にご注意
窓・ドアの事故は表に出にくいものですが、経年劣化が原因で重大な被害が起こる可能性があります。
NITEのデータによりますと、2013年から2022年に窓・ドア製品の経年劣化に関する問い合わせや事故が数十件発生しています。
過去のリコール事案として以下の事例があります。
・住宅用サッシの一部で、経年劣化により窓枠が変形し、窓ガラスが外れ落下する恐れがあるとして無償点検・補修
・住宅用サッシ「上げ下げ窓用網戸」の一部で、網戸の取り付け金具が外れて網戸が落下する恐れがあるとして無償点検・交換
窓・ドアの点検ポイントは、がたつきや開閉のスムーズさ、破損や変形などで、タイプ別に異なります。
点検を怠りますと、窓・ドアが外れたり落下したりしてけがをしたり他の物品を破損したりする危険があります。
リコールプラスは、窓・ドアの点検を定期的に行うことで事故を防ぐことができると考えます。またリコールや事故が発生した場合は、速やかに報告し、対策を講じることが重要でしょう。
23/05/24 08:36
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BMW 318i他 約1万7000台 燃料漏れの恐れリコール
2012年9月から2015年11月にかけて販売されたBMW 318i他 約1万7000台で燃料漏れの恐れがあり、4月26日にリコールが発表されました。
燃料タンク上部に溶接されているカバープレートにおいて、溶接面積が不適切なため、走行振動等により影響を受けて亀裂が生じる場合があり、亀裂部位から燃料が漏れて火災や事故の原因となる可能性があります。
メーカーの対応として:
・特に燃料タンクなどの重要な部品には、定期的に検査や試験を行うことが必要です。
・リコールの実施にあたっては、消費者に迅速かつ正確な情報を提供することで、信頼回復につなげることができます。
・無償修理の手続きや方法を分かりやすく案内し、消費者の不安や不便を軽減することが重要です。
オーナーの対応として:
・自分の車がリコール対象かどうかを確認することで、安全に車を使用することができます。
・リコール対象の車を使用している場合は、速やかに無償修理を受けることで、不具合や事故の発生を防ぐことができます。
・無償修理を受けるためには、最寄りの正規ディーラーに連絡し、予約を取る必要があります。
23/05/24 08:19
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草刈り機の刈払刃が飛び出す恐れでリコール
草刈り機の中には、ナイロンコードと刈払刃を交換できる2WAYタイプの製品がありますが、軸部の抜け防止のためのEリングが取り付けられていないものが混入していたため、軸部が抜けて刈払刃が飛び出す恐れがあり、使用者にけがを負わせる可能性があるとしてリコールが以前に実施されました。
これから夏にかけて野外での使用頻度が高くなるので、リコール製品を使用していないかすぐに確認する必要があります。該当製品の場合は、迅速に事業者と連絡をとり、点検を行実施してもらう必要があります。
草刈り機を使用する人への注意喚起としては、以下のようなものがあります。
・草刈り機の取扱説明書をよく読んで、正しい使い方や安全な取り扱い方法を確認する。
・草刈り機の点検やメンテナンスを定期的に行って、異常がないかチェックする。特に、ナイロンコードや刈払刃の状態や取り付け方法に注意。
・草刈り機を使用する際は、適切な保護具を着用して、目や手足などのけがを防ぐ。また、周囲の人や動物に注意して、飛び散る草や石などによる事故を避ける。
23/05/23 16:46
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マッサージ器(充電式) の一部製品で火災
2020年1月20日から2020年10月8日に販売されたマッサージ器(充電式、1,796台) の一部製品で、充電中にバッテリーから発火する火災事故が発生したため、2020年10月9日に経産省からリコールの実施を命じられました。
消費者の安全を守るためには、事業者は製品の設計や製造において、適切な品質管理を行う必要があるとリコールプラスは考えます。
また事故が発生した後、事業者は速やかに原因の究明や対策の立案を行い、消費者に情報を提供する義務があります。
リコール実施の遅れがある場合は、消費者の信頼を損なうだけでなく、さらなる事故の発生を招く恐れがあるかもしれません。
事業者は今後、リコールの実施状況や対策の効果を公表し、消費者からの問い合わせにも迅速かつ丁寧に対応することで信頼回復が求められます。
23/05/23 16:29
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転倒事故によるオフィスチェアの自主回収
転倒事故によるケガの恐れがあるとしてオフィスチェアの自主回収が実施されるケースがあります。
自主回収情報の確認と以下をリコールプラスは提案します。
オフィスチェアの選び方
・用途に合ったイスを選ぶ。執務用、会議用、休憩用などによって、座る高さや姿勢などの設計が異なる。
・床に合ったキャスターを選ぶ。カーペットなどの柔らかい床用と、フローリングなどの硬い床用がある。
・安全性に配慮した製品を選ぶ。JIS規格やJOIFAガイドラインなどの安全基準を満たした製品を選ぶことが望ましい。
また安全対策として
・イスの経年劣化に注意する。長年使用するとイスの性能が低下します。ネジの緩みや溶接はずれなどによるガタつきやグラつきがないか定期的に点検してください。
・事故の原因となるものを減らす。油汚れ、水濡れなどによる滑りや、通路上の荷物へのつまずきによる転倒事故を防いでください。
23/05/22 14:02
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タンク式エスプレッソマシンのリコール
タンク式エスプレッソマシンの一部製品で、コントロールボックス接続部の接触不良に起因する部品損傷が確認され、部品交換を行うという自主回収・リコールがありました。
この自主回収は、型番やシリアル番号、購入時期などを具体的に公表し、部品交換の方法や期限などを明確に伝えています。手続きをスムーズに行える効果があると言えます。
改善案があるとすれば、部品損傷が発生した原因や経緯、今後同様の事故を防止するためにどのような対策を行っているのか、などの情報があればさらに良い情報になると感じます。
例えば、コントロールボックス接続部の接触不良は、製造過程で発生したものなのか、使用中に発生したものなのか、発生率や発見時期はどれくらいなのか、などといった情報です。
自主回収については必要な対応だったと評価しつつも、回収の原因や影響に関する情報が充実するなら、事業者の信頼性や透明性を高める効果もあるとリコールプラスは考えます。
23/05/22 13:47
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売場の冷蔵ケースが温度異常で自主回収
一部ヨーグルト商品において、「売場の冷蔵ケースが温度異常、10℃以下で保存できていなかった」という理由で自主回収となりました。このようなケースは少なくありません。
回収対象商品の販売日や数量を具体的に公表したことは、消費者の不安を軽減する効果があったと言えるでしょう。回収対象商品が自分の手元にあるかどうかを確認しやすいはずです。
さらに、温度異常によって商品の品質や安全性が低下した場合、消費者はどのような健康被害に遭う可能性があるのか、その症状や対処法は何なのか、などの情報もあれば消費者に行動を促せるのではと考えられます。
事業者として温度異常が発生した原因や経緯、今後同様の事故を防止するためにどのような対策を行っているのか、などの情報もあれば安心材料として受け止められるはずです。
これらの情報は、消費者の不安や疑問を解消するだけでなく、事業者の信頼性や透明性を高める効果もあるとリコールプラスは考えます。
23/05/22 13:34
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ジャー・キャンドルとは
米国でTargetがジャー・キャンドル500万個のリコールを発表しました。瓶が破損し火傷する可能性があるため、リコールを発表したものです。
「ジャー・キャンドル」について解説します。
ジャーキャンドルとは、ガラスまたは陶器のジャーに入っているキャンドルの一種です。ジャーキャンドルは、持ち運びに便利で人気があります。ただし、ジャーキャンドルは、ジャーが破損して火傷などの怪我を引き起こす可能性があるため、危険なこともあります。
ジャーキャンドルを使用している場合は、安全上の注意を守ることが重要です。キャンドルを燃やすときは、可燃性物質の近くに置かないでください。また、キャンドルを使用していないときは、常にキャンドルを消し、燃えているキャンドルを放置しないことも大切です。
今回は米国でのリコールですが、日本でも起こりえる事案です。
23/05/22 13:03
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先週の新規掲載からのトピックス
先週のリコールと自主回収のトピックスは下記のとおりです。
農産物:いくつかの果物と野菜で残留農薬が基準を超えていたため、自主回収が行われました。
肉:いくつかの肉製品で賞味期限切れまたはアレルゲンが誤って表示されていたため、自主回収が行われました。
その他の食品:上記以外の加工食品で、ラベルの誤記や保存条件の不備などが原因で自主回収が行われました。
家庭用品:いくつかの家庭用品で、安全上の懸念やラベルの誤記などが原因で自主回収が行われました。
リコールまたは自主回収された製品を購入した場合、リコールプラス記載のリコール窓口に連絡し指示に従ってください。
毎週のリコール情報のまとめは、「リコールプラス ウィークリー」メールマガジンからご確認いただけます。
23/05/22 09:12
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自動車の「認定申請」とは?
ダイハツ工業が5月19日に発表した認証申請での不正について、「自動車の認証申請」とはどんなものでしょうか?
自動車の認証申請とは、自動車メーカーが自動車を製造・販売する際に、国土交通省に対して行う申請です。
認証申請では、自動車の型式、構造、性能、安全性などの情報を提出し、国土交通省の審査を受けなければなりません。認証が取得できた場合、自動車は道路運送車両法に基づく型式認定を受けることができ、日本国内で製造・販売することができます。
ダイハツ工業が不正を行ったポール側面衝突試験は、自動車がポール(円柱)に衝突した際の安全性を評価する試験です。この試験は、国連が定めた世界統一規則(UN規則)に基づいて実施されており、自動車が日本国内で製造・販売されるためには、この試験に合格する必要があります。
不正が行われた場合、内容、結果によってはリコールの可能性もあります。
今回の不正は、必要な運転席側の試験を行なっていなかったというものです。
トヨタグループだけでなく、他の自動車メーカーでも不正がないか、自動車メーカー全社に調査を行ってほしいと、リコールプラスは考えます。
23/05/20 08:51
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エアコンの室外機で起こる製品事故 リコール
消費生活用製品安全法に基づく重大製品事故の中には、エアコンの室外機で火災が発生したケースがあります。
室外機に関する製品事故の事例:
・エアコン室外機の制御基板に小動物や埃・水分などの異物が侵入・付着したことによりトラッキングが発生し、発煙・発火した火災事故が19件発生。
・エアコン室外機の電源コードの接続部分に不具合があったことにより発煙・発火した火災事故が10件発生。
メーカーは以下のような対策が必要です。
・リコールや自主回収を積極的に実施し、消費者に無償点検・部品交換・改修などの対策を提供する。
・製品の安全性を確保するために、設計・製造・品質管理などの工程で適切な試験や検査を行う。
また所有者は以下のように事故予防できます。
・製品の使用中や使用後に異常な音や臭い、発煙・発火などが発生した場合は、すぐに電源を切りメーカーに連絡する。
・リコールや自主回収の対象製品を使用している場合は、速やかにメーカーに連絡し対策を受ける。
・製品の取扱説明書や保証書などを大切に保管し、製品の型番や製造年月日などの情報を確認する。
23/05/19 16:06
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夏の定番サンダルの製品事故
サンダルは夏の定番の履物ですが、エスカレーターでの巻き込み事故や、ヒールが折れるなどの製品事故(リコール・自主回収)が報告されています。これらの事故は、サンダルの材質や構造、使用方法などによって起こる可能性があります。履く前にリコール情報をチェックしておくことをお勧めします。
サンダルを安全に使用するため以下の点に注意してください。
・エスカレーターでは、ステップ端部の黄色い線を踏まないこと。
・サンダルのヒールやストラップに異常がないか確認すること。
・サンダルの寿命や劣化に気づくこと。温度変化や湿気などにも影響されます。
またサンダルを快適に履くため以下の点もおすすめします。
・足に合ったサイズや形のサンダルを選ぶこと。足に合わないサンダルは靴擦れや水ぶくれなどのトラブルを引き起こす可能性があります。
・機能性や耐久性の高いサンダルを選ぶこと。キャンプやハイキングなどのアウトドアで使う場合は、水に強くて滑りにくい素材やソールを持つサンダルがおすすめです。
サンダルは夏の楽しみですが、製品事故に注意して安全に履いてください。
23/05/19 10:39
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スチームアイロンのスチーム漏れによる火災
スチームアイロンの一部製品で、電気用品安全法違反によるリコールか報じられました。スチームアイロンは水蒸気を使って衣類のシワを伸ばすアイロンですが、リコール対象製品はハンガーにかけたまま使えるタイプです。スチームの漏れにより火災に至る危険があります。
一般的にスチームアイロンで火災に至る原因は以下が考えられます。
・水道水に含まれるカルキが目詰まりを起こすこと。水蒸気の噴射が不安定になったり、温度が上昇したりする可能性。
・電池や電子部品の不具合による発熱や発火。リチウムイオン電池やトランジスタなどの電子部品が何らかの要因で故障すると、異常発熱や発火に至る。
・安全装置の不作動による過熱。温度を制御するサーミスタなどの安全装置が不作動により温度が上昇し続けて出火。
スチームアイロンを安全に使用するため以下のことができます。
・使用後は必ずコンセントを抜くこと。
・定期的にカルキ除去を行うこと。
・寿命や故障のサインに気づくこと。(温度調節ができない、水漏でなど)
23/05/19 10:24
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家電 / 電子機器のバッテリーの発火原因
家電や電子機器のバッテリーが原因で発火する事故が通年で起きています。実際今週もバッテリーが原因の自主回収が起きました。
リコールプラスが一般的な原因の幾つかと防止策を例示します。
・過充電:バッテリーを充電器に接続したままにすると、バッテリーが過充電になり、発火する可能性があります。
・短絡:バッテリーの端子が金属片やその他の導体に接触すると、バッテリーが短絡し、発火する可能性があります。
・摩耗:バッテリーは時間の経過とともに摩耗し、最終的には発火する可能性があります。
・製造上の欠陥:バッテリーの製造に欠陥があると、発火する可能性があります。
家電や電子機器のバッテリーが発火するリスクを減らすためにできることがいくつかあります。
最も重要なことは、バッテリーの使用方法に注意することです。バッテリーを充電しすぎたり、過度の負荷をかけたりしないでください。また、バッテリーを破損したり、落下したりしないように注意してください。
23/05/19 08:17
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車のエアバックのインフレーターとは
GM車約100万台がリコールになりました。リコールの原因となったインフレーターとは何かをリコールプラスが解説します。
2023年5月18日、豊田合成は、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)とカナダ運輸省から、米国子会社が製造した運転席用エアバッグを搭載したGM社3車種のリコールが公表されたことを発表しました。対象車両は、米国で約99万台、カナダで約4万台です。このインフレーターは、米自動車部品サプライヤーのARCオートモーティブ社で製造され、豊田合成の米国子会社に納入されたものです。
「インフレーター」とは、エアバッグに空気を送り込む装置です。衝突時にエアバッグが作動すると、インフレーターが作動し、エアバッグを膨らませます。しかし、インフレーターに異常があると、エアバッグが正常に作動しなかったり、膨らみすぎて乗員に怪我をさせたりすることが懸念されます。
今回のリコールは、インフレーターの製造工程で異物混入があったことが原因と考えられています。異物混入により、インフレーターが作動した際に過剰なガスを発生し、エアバッグが膨らみすぎる恐れがあります。
23/05/19 08:01
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電子式保冷保温ボックスの発煙・焼損
先日「電子式保冷保温ボックス」の一部製品で、埃の堆積によりショートしたことで、発煙・焼損事故に至った事例が報告されました。
・事故の発生件数は、2件で、いずれも人的被害はなかった。
・事業者は、対象製品を購入した消費者に対して、返金または回収の対応を行っている。
・消費者は、対象製品を使用しないで事業者に連絡することが求められている。
リコールプラスとしては、以下のように評価できると考えます。
・事故の発生件数が少なく、人的被害がなかったことは幸いです。
・事故の原因が構造上の不具合であることは、事業者の製品設計や品質管理に問題があった可能性が高いと考えられます。
・事業者は、返金または回収という消費者にとって有利な対応を選択したことは評価できますが、対象製品の販売期間が長く、台数も多いことから、消費者への周知や対応に時間がかかる可能性があります。
・消費者は、対象製品を使用しないように注意するとともに、事故の発生を防ぐためにも、定期的に電気製品の清掃や点検を行うことが重要です。
23/05/18 16:35
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加工食品への製造工程での異物混入の原因と対策
加工食品への異物混入を製造工程で防ぐためにできることはたくさんあります。ここでは、いくつかの例を挙げます。
・製造工程のどの段階で異物混入する可能性があるかを特定し、それらの箇所を重点的に対策します。
・異物混入を防ぐための対策には、さまざまなものがあります。たとえば、異物混入を防ぐためのフィルターの設置、作業員の身だしなみや服装のルールの徹底、製造エリアの清掃や消毒の徹底などが挙げられます。
・異物混入を防ぐための対策を講じている場合でも、異物混入がないか定期的にチェックすることが重要です。
・従業員に異物混入の危険性と対策を周知徹底する。 従業員に異物混入の危険性と対策を周知徹底し、異物混入を防ぐための意識を高めることも重要です。
残念ながら異物混入が分かった場合は、迅速に自主回収を行ないましょう。
23/05/18 10:58
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スズキ エブリイ 5車種 変速機に不具合
スズキはエブリイ他 計5車種の変速装置(AGSアクチュエータ)に不具合があり、国交省にリコールを届け出ました。
リコールの対象となる車種は、5車種で約36万台にも及ぶことから、スズキの主力商品であり、多くの人々に利用されていることを示しています。リコールの原因は、防水構造や材質の不適切さによるものであり、製品開発や品質管理における問題点があったと考えられるため、メーカーは今後、このような不具合が再発しないよう改善策や予防策を講じる必要があります。
リコールの影響は、変速不能や走行不能という重大なものであり、使用者や整備事業者に対して十分な注意喚起を行うことが重要となります。
消費者はリコールの通知が届いた場合、以下の対応を行います。
①車検証とリコール通知書を用意して、指定されたディーラーに電話して予約をする。通知が届かなくても、対象となる車種や車台番号を確認して、ディーラーに連絡する。
②修理や交換が完了したら、リコール実施証明書を受け取る。この証明書は、車検時や売却時に必要になる場合があり、大切に保管する。
23/05/18 09:54
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ホンジュラス産メロンの残留農薬基準超過
先日、一部のホンジュラス産メロン(ガリア種)から基準超過の農薬が検出され自主回収が実施されました。
残留農薬基準とは、食品に残っている農薬の量が人体に影響を及ぼさない範囲内であることを示す数値です。残留農薬基準を超過しないためには、農薬の種類や使用回数、散布量、収穫期間などを適切に管理する必要があります。
検出された農薬のジフェノコナゾールとは、果樹や野菜などの病害に効果のある殺菌剤の有効成分の一つです。
もう一つアゾキストロビンは、ストロビルリン系の殺菌剤で、カビから農作物を守るために使われます。食品添加物の場合は防カビ剤として使用されます。
残留農薬基準超過のメロンは消費者の健康や信頼に影響を与える可能性があるので、販売業者や輸入業者はより厳格な検査や管理を行う必要があるとリコールプラスは考えます。
また、消費者も自分で農産物の産地や品質を確認することが大切と言えます。
残留農薬基準超過のメロンを購入された方は、販売店に連絡して返金を受けることができます。
健康被害の報告はないとのことですが、自主回収対象品の場合は食べずに販売店へ連絡してください。
23/05/18 09:16
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食品ラベルの誤表記 原因と改善
食品のラベル誤表示は、食品の自主回収の一般的な原因です。食品ラベルには、食品の正確な成分、アレルゲン、賞味期限などが記載されています。ラベルが正しくない場合、消費者は食品を安全に食べることができなくなります。
食品のラベル誤表示の一般的な原因には、次のようなものがあります。
・ヒューマンエラー。ラベルは人間によって貼り付けられることが多いため、間違いが起こる可能性があります。
・プロセスの不備。ラベル貼り付けプロセスに問題があると、正しいラベルが食品に貼られない可能性があります。
・コミュニケーションの不備。ラベルの変更について関係者が十分にコミュニケーションをとっていないと、正しいラベルが食品に貼られない可能性があります。
食品のラベル誤表示を減らすための対策には、次のようなものがあります。
・ラベル貼り付けプロセスの厳格化。
・関係者間のコミュニケーションの改善。
・ラベル貼り付けプロセスの自動化。
・ラベル貼り付けプロセスの監視と監査の強化。
・ラベル貼り付けプロセスの従業員へのトレーニングと教育。
食品のラベル誤表示は、食品業界にとって大きな問題です。ラベル誤表示は、企業の評判を傷つけ、消費者の健康を危険にさらす可能性があります。食品のラベル誤表示を減らすための対策を講じることが重要です。
23/05/17 13:47
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コードレス高圧洗浄機用バッテリーで重大製品事故
「充電式高圧洗浄機」において、「専用バッテリー」初回充電中にバッテリーが発火する重大製品事故が5件発生した。
製品の不具合が発生したことは残念だが、事業者は迅速に対応し、お客様の安全を第一に考えた自主回収の措置をとったことは評価できる。自主回収の対象ロットや不具合の詳細、回収交換手続きの方法などを明確にしていることは、誠実さと透明性を示されている。ただし、「初回充電中に発火事故が起きている為、自主回収した製品の初回充電検品を行う。すでにバッテリーを満充電確認から正常に30分以上の充電を行っている場合は正常な製品となる」との記載が、利用者に不安を与える可能性がある。初回充電中に発火する危険性がある製品を使用することに抵抗があるお客様もいるでしょうし、満充電確認から30分以上の充電を行っている場合でも、その後の使用中や保管中に発火する可能性がないという保証はない。消費者の視点からは、全ての製品を無条件で交換するという方針がわかりやすいと思う。
23/05/17 11:35
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2022年度 リコール届出台数から
国土交通省によると、2022年度のリコール届出台数が前年度比9.2%増の464万9433台だったそうです。総届出件数は同3.8%増の383件でした。ともに前年度実績を3年ぶりに上回りました。
減らない自動車のリコール、リコールプラスなりに原因をまとめました。
・車両がますます複雑になっているため、欠陥を見つけるのが難しい
・多くの電子機器を使用しているため、ソフトウェアの問題が発生しやすい
・7廃車までの車両寿命が長くなり=長く運転されているため、摩耗や損傷により問題が発生する可能性が高くなっている
消費者側も、販売天任せにせず車両の欠陥やリコールについて注意を払う必要があります。
23/05/17 10:16
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特定製品とネオジウム磁石
ネオジム磁石は強力な磁石で、小さなサイズでも多くの力を発揮します。そのため、子供が誤飲すると、腸壁を挟んで強く引き合うことがあります。この場合、開腹手術による摘出が必要になることもあります。近年、このような事故が相次いで発生したことを受け、政府はネオジム磁石を使ったおもちゃを特定製品に指定し、規制を行うことにしました。
「特定製品」とは、大きさなどの基準を満たさなければ製造や販売ができない製品のことです。特定製品に指定されたネオジム磁石を使ったおもちゃは、6月1日から、磁力や大きさなどの基準を満たさなければ製造や販売ができなくなります。
この規制により、子供がネオジム磁石を使ったおもちゃを誤飲してけがをする事故を防ぐことができます。また、おもちゃの製造・販売業者にとっては、基準を満たした製品を製造・販売するために、一定の費用や手間がかかることとなりますが、子供の安全のためには必要な対応と言えるでしょう。
また、すでに販売されているネオジム磁石を使ったおもちゃで、基準を満たしていないものについては、製造・販売業者は自主回収を行う必要があります。消費者は、ネオジム磁石を使ったおもちゃを購入する際は、大きさや磁力などの安全基準を満たしているかどうかを確認するようにしましょう。また、子供がおもちゃを誤飲しないように、十分に注意する必要があります。
23/05/17 09:34
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こたつ製品で本体脚部が破損する危険
アイリスオーヤマは、家電製品だけでなく、様々な分野で活躍している企業だ。例えば、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、工場に太陽光パネルを設置したり、空間と表面を同時除菌する「Plasma Guard PRO アイリスエディション」を多くの施設に導入している。先日、同社は「こたつ」の一部商品において、部品の不具合により本体脚部が破損する恐れがあるとして、自主回収と返金対応を行うと発表した。消費者向け商品においても同社は責任を持って対応していることを評価できる。不具合が発生したことは残念ですが、購入者の安全を第一に考えて迅速に回収と返金を行っていることは、信頼できる企業の姿だと思う。また、今後の再発防止に努めていただきたいと願う
23/05/16 12:49
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グローリーのトーチバーナー 出火する恐れ
トーチバーナーは、高温の炎を発生させて、さまざまな用途に使用できるツールだが安全性のチェックは欠かせない。グローリーは、2023年5月9日、トーチバーナー「GT-7000」の一部について、出火するおそれがあるとして、リコールを発表した。対象となるのは、2021年12月から2022年1月までの間に製造された約1万2,000台。リコールの対象となるトーチバーナーは、ノズル部分のOリングが緩んでおり、ガスが漏れるおそれがあるという。ガスが漏れると、火花が発生し、出火するおそれがある。メーカーは、リコール対象のトーチバーナーを無償で修理する。対象トーチバーナーをお持ちの方は、グローリーのウェブサイトまたは最寄りのグローリー販売店に連絡して安全を確保する必要がある。またトーチバーナーを安全に使用するため、ノズル部分に異物がないことを確認し、長時間使用しないよう注意喚起も行っている
23/05/15 14:00
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アウトランダーPHEV 一時的にカメラ映像が途切れる危険
ドライバーにとって死角となる視界をサポートするための直前直左確認鏡などに頼る場面も多いのではないだろうか。カメラ付き機能として搭載している車種もあるが安全面で確認が必要だ。先日、三菱アウトランダーPHEVの直前直左確認鏡に不具合があり、保安基準に適合しなくなるおそれがあるとして、国交省にリコールを届け出た。ナビゲーションシステムにおいて、起動中の負荷が大きくなると画面処理が適切に行われないため、システム起動直後に車両を後退させると、一時的にカメラ映像が途切れる場合があるという。直前直左が視認できず危険な状態となるため、メーカーによる制御プログラムの書き換えで迅速に対応する必要がある
23/05/12 11:37
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遠赤外線パネルヒーター電源コード断線の危険
朝方や夜に部分暖房機器を使って温度調整している人も多いのではないだろうか。家庭にポータブルな遠赤外線パネルヒーターが1つあると何かと便利かもしれない。用途に合ったサイズや機能の製品を選んで使用できるが安全性は大事なポイントだ。先日、遠赤外線パネルヒーター(2014年以降販売)の一部製品で、電源コードを固定する部分のストレスにより芯線の一部が断線する可能性があることが判明したため、無償で部品の交換および点検の実施が報じられた。そのまま放置すると発煙や火災の原因となる恐れがあるので、該当製品を使用していないか確認して安全確保してほしい
23/05/11 12:00
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